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なつやすみじゆうけんきゅう ~キラキラカードの反り返りの原因と対処~



キラキラな加工が施されたトレーディングカードをカードスリーブに入れて保管していたところ、
いつの間にかカードが反り返り曲がっていました。
カードケースの中に保管していたので変な圧が掛かったとも思えません。
キラキラ加工から揮発した何かとカードスリーブとの相性が悪かったのか?
検索してみるとどうやら一般的な原因としては「キラキラ加工」と「湿気」にあるようです。

反り返るメカニズムとしては、
湿気を吸ったカード(紙)と、キラキラ加工(ホイル加工というらしい)との間に発生する
収縮率の差によるものだそうです。
これはイカを焼くと皮と身の収縮率の差でCの字に反り返るのと同じ仕組みなんだそうで、なるほどなぁと。
そういう理屈で考えると、キラキラ系の特殊加工を多様する「神羅万象チョコ」のカードは、
紙ではなくプラスチックなんだなぁと変なところで納得。

話を戻して、
ではこの反り返ったカードを戻すにはどうするべきか?
湿気を取り除く、重し等で矯正して真っ直ぐにする等、
幾つかの方法があるようですが矯正する方法はカード自体を痛める可能性がある為
今回は「湿気を取り除く」に挑戦してみたいと思います。

image.jpeg
image(1).jpg

使用した道具は以下の通り
・除湿剤(シリカゲル)
・ケース(湿気を吸わない材質)
全て100円ショップで購入してきました。
検索先によればあとは除湿剤を敷き詰めたケース内に反り返ってしまったカードを入れて
半日も放置すればOK…らしいです。さて、結果はどうなることか…。

card_sori2.jpg

ケースに入れて約3時間後、見事にカードの反りが改善されました!
実験結果から反りの原因はやはり湿気だったと推測します。

では何故ここまで湿気を吸い込んでしまったのか。
今回の一件で他のカードの保管状況が気になり確認したところ、このような結果が出ました。

・ピカピカ仕様面積大、ハードスリーブ→反り有り(上記画像のもの)
・ピカピカ仕様面積小、ハードスリーブ→反り無し
・ピカピカ仕様面積大、ソフトスリーブ→反り無し
・ピカピカ仕様面積小、ソフトスリーブ→反り無し

「ソフト」「ハード」とありますがカードスリーブと言っても実は2つのタイプがあります。
一つは薄くて柔らかい「ソフトタイプ」。
もう一つは厚みがあり硬い「ハードタイプ」。
恐らく一般的にカードスリーブと言ったらソフトタイプを指します。
ハードタイプはゲームセンターにあるカードを頻繁に動かすカードゲームに最適な一品です。

どうやら仕様面積大ハードスリーブという組み合わせだけが反りが発生しているようです。
これはA社商品にだけ起こるものなのか、それともハードタイプ共通のものなのか。
今度はスリーブとの相性に関して調べるべく、
反ってしまった際に使用していたA社のスリーブとは別のB社のスリーブに
反りを戻したこのカードを入れて経過を見ていこうと思います。

~半月経過~



結局というかやはり、
初期状態ほどでは無いにせよまたもや反り返ってしまいました。
スリーブに個体差はあれど、カード面積半分以上に特殊加工(ホイル加工)が施されたカードを
密閉環境で保管するのはカードにとって良くないということが判りました。

カードを保護するためにスリーブに入れていたというのに逆にカードを痛めることになるとは本末転倒な…。
かといってその辺に野ざらしにすれば反り返り以外の、それ以上のダメージを負ってしまう要因になりかねない。
そうすると、保管には徹底された空調管理が必須になるということになりますが、
一個人で空調管理環境を用意&維持は困難。
そう考えると、
反り返りは諦めて従来通りスリーブに入れて保存する
が、この問題への最適解と私は判断します。

【まとめ】
・キラキラ面積の多いカードの保管は通気性の良い環境で
・多少の諦めも肝心

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